不妊治療を開始するのは、『結婚し、妊娠を望んでいるにもかかわらずその兆候がない』という過程を経る方がほとんどですよね。
私もそのうちの一人ですが、少しだけ事情が違います。
不妊治療を始めたのは27歳の時で、結婚して5ヶ月が経過した頃です。
(全体の時系列をまとめたページがこちらにありますので、よろしければご覧ください。)
不妊とは以下のように定義されます。
「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。
引用:日本産科婦人科学会 https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=15
ですので、結婚後に妊活を初めてまだ5ヶ月だった当時の私は、一般的には不妊に当てはまる期間ではありませんでした。
目次
不妊治療をすぐにはじめた理由
私が結婚したのは26歳の時で、結婚してすぐに妊活に取り組みはじめました。
なぜかというと、自分は赤ちゃんができにくいのでは・・・?、と感じていたからです。
その理由は、高校生の頃からの生理不順があったからです。
生理がくるのが2ヶ月に1回だったり、ほとんど経血がないまま終わってしまったり、だらだらと1週間以上出血が続いたり・・・自分は普通とは違うな、とずっと感じていました。
でも若い頃の私は、
生理の回数少ないし、血の量も少ないからナプキン少なくすんでラッキーじゃん☆
などと軽く考え、気がつけば20代後半となっていました・・・
今だから言えるけど、ほんっとバカ!自分アホすぎるーー!
若い頃からもっと自分の体に関心を持っておくべきでした。
排卵していない!?
基礎体温はガタガタ
妊活をはじめるにあたって、まずはじめたのが『排卵日』を把握することです。
ネットで調べ、毎朝の基礎体温を記録し始めました。
そこでわかったことが、私の基礎体温はガッタガタだということです。
妊活をしている方ならわかると思いますが、正常な基礎体温であれば規則的な二相の形をしています。
私の当時の基礎体温がこちら
高温期と低温期の区別がつかず、ガタガタしています。
全体的に低体温です。
これは・・・無排卵のニオイがぷんぷんするゾ
排卵日検査薬
基礎体温はガタガタだけど、生理は来るし(生理周期バラバラ)きっと排卵してるはず!
と、期待をこめて基礎体温をつけると同時に『排卵日検査薬』を使っていました。
排卵日検査薬は、妊娠検査薬と同様に尿をかけるだけで排卵日の約1日前を予測することができます。
第1類医薬品扱いなので薬剤師さんの確認がないと購入できません。
私は12回分が入った排卵日検査薬を、トータルで8箱くらい使いました。痛い出費ですが、排卵日を予測するためにはしかたない・・・!と何度も買い足したのを覚えています。
わたしが使用したのはオムロンのクリアブルーという排卵日検査薬です。他のメーカーからも発売されていますが、どの商品も検査機能は変わらないと思いますので直感で選んで大丈夫だと思います。
3ヶ月後、無排卵月経確定
まず3ヶ月間、生理後10日目あたりから次の生理がくるまで排卵日検査薬を使い続けましたが
反応がでないまま2回の生理を迎えました。
排卵していない!確定!
自分の感はやはり当たっていて、基礎体温のデータと排卵日検査薬を合わせて使うことで
自分が『無排卵月経』の状態にあることを知りました。
このままではどんなにタイミングをとっても妊娠することができない、ということです。
病院にかかる前に、基礎体温データがあるとなお良し
不妊治療のために病院に行く前に、できれば3ヶ月分くらいの基礎体温のデータがあると良いそうです。
どんな治療がその人に有効なのか、基礎体温のグラフからわかることもあるそうです。
もちろん、女性の体の状態や年齢などで、できるだけ早い通院が望ましい場合もありますので、必ず必要というわけではないと思います。不妊治療は、年齢制限のある治療もありますので・・・けっこうシビアな世界ですよね。
実は私、不妊治療について何も考えず、調べもせず、もちろん基礎体温データもないまま病院に直撃しました。(子供がほしいという熱い気持ちのみ。)
まだ妊活2ヶ月目ということもあり、その時は基礎体温の説明だけを受けて帰宅し、
3ヶ月後にガタガタの基礎体温グラフと排卵日検査薬に反応がないという事実をたづさえて再診したところ、無排卵月経であると診断され不妊治療が始まりました。
ネットでみる綺麗な二相の基礎体温グラフと、自分のガタガタのグラフの違いにショックを受けたことを覚えています。
月経異常を感じている人は婦人科へ
『若いうちは焦らなくて大丈夫』だとか、『そんなに急ぐ必要なんてないよ』などなど
妊活においてよく耳にしますが、それは健康でなんの自覚症状もない体の若い女性にだけあてはまります。
不妊治療を始めたときに、自分の月経異常をこれまで放置していたことに対して激しく後悔しました。
だってもったいないですよね。
「ずっと前からわかっていたのに、どうしてその時から婦人科に通っていなかったのか。」
「もし通っていて、生理不順が改善されていれば、不妊治療なんてしないですぐに妊娠できたのではないか。」
「この時間とお金は必要なかったのでは?」
あれこれと考えてもキリがありませんし、結果として双子の子供たちを授かることができたとはいえ、これが私の心からの思いです。
私の深ーーーい反省と後悔から、妊娠をまだ意識していない若い女性に伝えたいのは
月経異常は体からのSOS! 婦人科に行きましょう! 自分の将来のお金と時間を節約するための投資だと思って。
これにつきます。できれば中学校・高校の保健体育などで取り上げてほしいくらいです。
どこだろう、文部科学省さんとか?よろしくお願いします!!
この記事が、妊活を意識し始めた方や、月経異常に悩んでいる若い女性などに読んでいただけたら嬉しいです。
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